■国際地学オリンピックについて
国際地学オリンピック(International Earth Science Olympiad; IESO)は、国際地質科学連合(IUGS)の下部組織、Commission on Geoscience Education, Training and Technology Transfer (COGE)がその活動を支援するInternational Geoscience Education Organization (IGEO) の主要活動として創設された高校生のための地学コンペティションです。IGEOには、アメリカ合衆国、カナダ、オーストラリア、ドイツ、イギリス、韓国、日本など世界22カ国が加盟しており、国際的な地学教育の普及と向上を主要目標にしています。
- 地学オリンピックの魅力 授業の枠を越えた体験を~地学オリンピックが子どもに与えるもの~ 『教育応援プロジェクト』 誌 Vol.5 p.27 より 許諾済み転載
■これまでのオリンピック開催地と開催年
第1回:韓国(2007年)
第2回:フィリピン(2008年)
第3回:台湾(2009年9月)
第4回:インドネシア(2010年9月)
第5回:イタリア(2011年9月)
第6回:アルゼンチン(2012年10月)
第7回:インド(2013年秋開催予定)
第8回:アメリカ(2014年開催予定)
第9回:ロシア(2015年開催予定)
第10回国際地学オリンピック(2016年開催予定)は、日本・三重県で行うことが決定いたしました。
今年の第6回大会は日本で開催される予定でしたが、東日本大震災及び原子力発電所事故の影響等により、開催を返上した経緯があります。しかしながら、日本地学オリンピック委員会では、防災や環境問題の基盤教育となる地球科学を推進するためにも、早急に国際大会を日本で開催する必要性を感じ、2016 年(平成 28 年)の第10回国際地学オリンピック大会を誘致することといたしました。大会の規模は、最大で40カ国・地域、総勢300名(うち生徒160名)を想定しています。
国際地学オリンピック大会は、単に知識を競い合うだけではなく、国際混合チームによる野外共同作業(国際協力野外調査)を行なったり、地元高校生との交流会を通して世界各国の若人との友情を育む機会でもあります。
■日本地学オリンピック
第2回大会より、日本も国際地学オリンピックに選手を派遣しております。第7回国際大会予選(第5回日本地学オリンピック)には、1000名を超える中学生・高校生が応募しています。
2次選抜は『グランプリ地球にわくわく』と題して、2泊3日で行っております。記述・実技試験だけではなく、最先端の研究者をお呼びしてセミナーを行う『とっぷ・レクチャー』、そして研究都市つくばの特徴を生かして、つくばにある研究施設の見学も行っています。
最終選抜では、英語による実技試験も行います。国際地学オリンピックでは、試験を英語で行う流れに対応し、そしてまた、高校生の国際化を目指すためにも、英語の能力も重視しています。
■ 12月 1次選抜 (地学基礎より出題・マークシートにより筆記試験)【約60名を選抜】
■ 3月 2次選抜 (つくばにて2泊3日で行う・記述試験/鉱物鑑定など実技試験)【上位10名を選抜】
■ 5-6月(予定) 最終選抜 (1泊2日で行う・英語による実技試験と面接)
3月の2次選抜の成績優秀者上位約10名が、国際大会派遣候補者として表彰されます。上位10名は、5-6月(予定)に行われる最終選抜で、英語による実技試験と面接を行い、国際大会派遣者を決定いたします。日本地学オリンピックは、地学の知識を競い合うだけではなく、2次選抜や最終選抜を通して、全国の地球科学好きの高校生同士が、切磋琢磨し、絆を深め合う機会でもあります。地学(地球科学)は、我々の住む地球に直結する科目です。大地震や、地球温暖化などの気候変動について学ぶ科目でもあります。もっとも身近な地球について学ぶ『地学』、我々に直接関わるこの大事な分野を、より多くの高校生が学び、そして、地学オリンピックを受験してもらえることを期待しています。